今年の3月、PEOPLE BOOKSTOREの周年パーティにEL CINNAMONSでお誘いを受け、つくばへ遊びに行ったときのこと。
駅からクラブへと向かう道中、どういうわけか話題はメンチカツ伊藤の親父にいたり、そこで初めてパパメンチが地元でかなりの腕前のビリヤードプレイヤーだという話を聞かされた。
パーティ前の高揚感と缶ビールの酔いも手伝ってか、その時点ではまったく作る予定もなかったシナモン誌3号の表紙が思い浮かんだ。
「次はハスラーモノでいこう」
「それならOchoにいいビリヤードジャケのがあるよ」
「それをいつか親父に見せるんだ」
「見せないよ、絶対」
そんな会話で盛り上がり、かくしてつくばの路上で『EL CINNAMONS』3号の制作がはじまった。
それから季節は春、夏、秋と移り変わり、プライベートでも大きな変化があったりしたなか、できあがったのがこの表紙だ。
メンチカツは絵の専門教育を受けてきた人間ではないので、自分の名前がクレジットされることにいつも恐縮しているのだが、逆にそこがフレッシュで面白いと思っていて、今回も頼んでみた。
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ついでに、毎号表紙に記されている「'68」という数字について。
これはなにもノスタルジーや昭和感の記号として使っているのではなくて、「BOOGALOO」という音楽がNYで生まれた(と言われている)1968年(前後)のことを忘れずに、そこから先を始めていこう、というチャーリー宮毛発の元気なかけ声を表している。
なお、裏表紙には妖しいホテルが一軒。どうやら横浜中華街の裏手にあるらしい。詳しく知りたければ......本誌内「マンボNo8」を読んで確かめてほしい。
el cinnamons vol.3の表紙はocho Ⅱのパクリと思いきや、実はdoug hammondのreflection in the sea of nurnen に影響受けてる。 pic.twitter.com/0H0KU2vCib— メンチカツ伊藤 (@mambo_na_yoru) 2016年11月28日
李
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